妊娠初期のハイライトの1つは、いわゆる「デーティングスキャン」と呼ばれる最初の超音波検査です。これは赤ちゃんを初めて見る瞬間であり、同時に最も正確な出産予定日(EDD)を決定するために欠かせない情報を提供します。この計算機は、超音波で得られた数値をもとに、医師が妊娠週数をどのように判定しているかを理解するために作られています。
超音波レポートに記載されたデータを使って、赤ちゃんの成長がどのように出産予定日として反映されるのかを確認できます。
デーティングスキャンとは?
デーティングスキャンとは、妊娠初期に行われる超音波検査のことです。妊娠が正常に進んでいるか(心拍の確認)、子宮内に正しく着床しているか、そして胎児の計測によって妊娠週数を正確に把握することを目的としています。妊娠初期は全ての健康な胎児がほぼ同じ速度で成長するため、この時期の計測が最も信頼性の高い“ゴールドスタンダード”とされています。
超音波 出産予定日計算機の使い方
このツールは、妊娠初期または中期の超音波データに基づいて出産予定日を計算できます。レポートから以下の情報を確認してください:
- 妊娠初期(最も正確): CRL(頭殿長) と 超音波検査日 を入力します。
- 妊娠中期: BPD(児頭大横径)、HC(頭囲)、AC(腹囲)、FL(大腿骨長) と 超音波検査日 を入力します。
超音波レポートの読み方:略語の意味
超音波レポートには略語が多く出てきますが、それぞれの意味は次のとおりです:
- CRL(頭殿長): 赤ちゃんの頭(Crown)から臀部(Rump)までの長さ。妊娠初期の最も正確な胎齢指標。
- BPD(児頭大横径): 頭の最も広い部分の直径。
- HC(頭囲): 赤ちゃんの頭周りの長さ。
- AC(腹囲): 赤ちゃんのお腹周りの計測。体重推定や成長評価に使用。
- FL(大腿骨長): 太ももの骨の長さで、胎児の長軸成長を反映。
重要な医療メモ
この計算機は、医療レポートの理解を助ける教育用ツールです。医療管理で使用される正式な出産予定日は、超音波技師と医師により決定された日付です。スケジュールや出産準備には必ず正式な EDD を使用してください。